Outlookには、オートコンプリートリストのバックアップを復元するための標準ツールはありません。さらに悪いことに、外部ファイルからオートコンプリートリストをロードする方法はありません。このユーティリティは、NK2またはXMLファイル形式のオートコンプリートリストをOutlook 2010以降にインポートします。最新バージョンのOutlookでは、オートコンプリートリストはユーザーのメールボックス（またはPSTデータファイル）に直接保存されるため、各アカウントには独自のオートコンプリートリストがあります。オートコンプリートリストをOutlook 2007（およびそれ以降）から新しいバージョンのOutlookに転送するには、NK2ファイルを選択し、ターゲットデータファイルまたはメールボックスを指定する必要があります。正しく動作させるには、Outlookを閉じた状態でオートコンプリートリストを常にインポートしてください。そうしないと、Outlookを閉じた後、インポートされたデータが消える場合があります。オートコンプリートリストのインポートは、3つのモードで可能です。新しい要素を追加するモードでは、ユーティリティはOutlookオートコンプリートリストに存在しない要素のみをインポートします。一意性を確保するために、電子メールアドレスを比較し、すべての重複は無視されます。このモードでは、複数のファイルを1つずつ安全にインポートできます。一意のアドレスのみが追加されます。更新モードでは、ユーティリティは新しい連絡先を追加し、ユーザー名やExchange Serverアドレスなどの既存のデータを更新します。置換モードでは、既存のオートコンプリートリストがインポートされたデータで置換されます。